愛犬がいつもはしっかり食べるのに、日によって食欲にムラがあるといった経験はありませんか?
犬がご飯を食べない理由として大きく分けて5つの原因が考えられます。
病気が理由として考えられる場合の主な特徴は4つあります。
・水も飲まない
・嘔吐する
・下痢をしている
・元気がない、ぐったりしている
元気があって、排便や排尿などもいつもと変わらないのに、食べ方にムラがある、全部食べないで少し残してしまうといった場合は、2~3日様子を見ても問題ないです。
しかし、全く食べ物を受け付けない、元気がないなど病気が疑われる場合は、出来るだけ早く動物病院に相談して下さい。
また、犬が食べたがらないのに、無理やり食べさせるのはよくありません。
誤飲を起こしていて食べ物を口にしないケースもあり、水も食べ物も与えない対処が必要なケースもあります。
犬は、ストレスを感じている時にご飯を食べなくなる傾向にあります。ストレスによる食欲不振は、犬のストレスサインに飼い主さんがいち早く気付いてあげることが大切です。
主なストレスを感じる状況
・環境の変化(引っ越しをしたなどの生活環境の変化)
・コミュニケ―ション不足(留守番が多い、散歩の回数が減ったなど)
・飼い主と離れた(ペットホテルの預かりサービスや動物病院での入院など)
ストレスでご飯を食べない場合は、まず原因をみつけて、ストレスを解消させてあげなければなりません。
更に、出来るだけ留守番の時間を短くする、一緒に遊んであげる時間を増やす、楽しい散歩をさせてあげるなど、愛犬とのコミュニケーションを多くとるように心がけることが大切です。
高齢期になると人と同様に犬も筋力や消化機能が低下し、徐々に食べられる量が減っていきます。
・筋力や代謝、消化機能の低下
・味覚・嗅覚の衰え
・歯や歯茎の衰え
・頑固になる
・死が近づいている
老化によって、愛犬の食が細くなってきたら、香りが立つようにいつものドッグフードを温めたり、柔らかい食事にするなど、食べさせ方を工夫すると、食べれるようになることがあります。
たくさん食べれない場合は、量を少なくして、食事の質を高めることをおすすめです。
飼い主さんの行動による犬のわがままが原因で食べなくなることもあります。
例えば、
・ご飯を食べない代わりにおやつを与える。
・ご飯の代わりに人間の食べ物を与える。
・飽きたからと勝手に判断してフードをコロコロ変える。
といったことをしてしまうと、犬は「食べなければもっといいものがもらえる」と学習します。
「おやつは食べるけどご飯は食べない」といった悩みを持っている家庭の犬は、だいたい飼い主さんが上記のようなことを過去にしてきたケースがほとんどです。
まずは、栄養のあるご飯を用意してください。ドッグフードであれば、総合栄養食が望ましいです。そこですんなり食べてくれたら、しっかり褒めてあげて下さい。
反対に、出したご飯を食べずに他の食べ物を待ち続けている場合、以下のように対処してください。
1.ご飯を20~30分ほど出しておき、それでも食べなかったら下げて処分する。
2.ちゃんとご飯を食べるまで、食事のたびに1番を繰り返す。
「何も与えないのは可哀想…」ではなく、きちんとしたご飯を食べるようにしつけられていない犬の方が可哀想であることを飼い主さんが知っておくことが大事です。
また、犬自身の問題でなく、与えられるドッグフードが原因で食べなくなる場合もあります。
例えば、
・油っぽいのが辛い、苦手である。
・添加物が合わない。
・小麦アレルギーである。
・風味が落ちでいる。
この場合、対策の仕方は1つで、無添加で新鮮かつ風味が落ちにくく、オイルコーティングをしていないドッグフードを飼い主さんが責任を持って買ってあげて下さい。
最後に、犬がご飯を食べない原因は様々です。中には、老化や動物病院に行かないといけないような病気など事前に対策の出来ない原因もあると思います。
しかし一方で、飼い主さんが少し考え方を変える、知識を付けるといったことをすることで愛犬が辛い思いをすることを未然に防ぐことが出来るのです!
日頃から愛犬とよくコミュニケーションを取り、些細な変化に気づいてあげて下さい。
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